イナサツキヒナノウスツボ
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イナサツキヒナノウスツボ ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属 Scrophularia musashiensis var. ina-vallicola サツキヒナノウスツボの変種 長野県固有種で、中央アルプスの伊那谷側 の標高1100〜2250mの渓畔の水辺や林内な どに稀に自生する。 花序は頂生の花序をつくらず、葉腋に葉よ り短い花序を出し1〜5花をつける。 花序は下方から上方にいたる全ての葉腋に つき、上部の葉ほど小型化し、茎頂部の1 対が極端に小さな苞葉となる。 茎頂の1対の小型の苞葉の間から出る花は、 しばしば著しく小型の閉鎖花となる。 花冠の筒部の上半部や上唇は褐色で、全体 に光沢のない緑褐色の花を開く。 「伊那の植物」に精通しているH先生の情報で、 梅雨真っ只中の駒ヶ根高原を訪ねた。 この珍しい植物は沢沿いに散生していたが、 母種との違いは非常に紛らわしい! ネット初登場の栄誉を下さったH先生には、記 して感謝の意を表したい。 長野県 2006.6.15 長野県 2006.6.15 画像をクリック トップページへ 前ページへ |