イナサツキヒナノウスツボ


長野県 2006.6.15 画像をクリック

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  イナサツキヒナノウスツボ
ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属
Scrophularia musashiensis var. ina-vallicola

サツキヒナノウスツボの変種
長野県固有種で、中央アルプスの伊那谷側
標高11002250mの渓畔の水辺や林内な
どに稀に自生する。

花序は頂生の花序をつくらず、葉腋に葉よ
り短い花序を出し
1花をつける。
花序は下方から上方にいたる全ての葉腋に
つき、上部の葉ほど小型化し、茎頂部の
1
対が極端に小さな苞葉となる

茎頂の1対の小型の苞葉の間から出る花は、
しばしば著しく小型の閉鎖花となる。
花冠の筒部の上半部や上唇は褐色で、全体
に光沢のない緑褐色の花を開く。

「伊那の植物」に精通しているH先生の情報で、
梅雨真っ只中の駒ヶ根高原を訪ねた。
この珍しい植物は沢沿いに散生していたが、
母種との違いは非常に紛らわしい
ネット初登場の栄誉を下さったH先生には、記
して感謝の意を表したい。


       長野県 2006.6.15

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