カサネギヨシナガマムシグサ(仮称)


群馬県多野山地 2010.5.18 画像をクリック
  カサネギヨシナガマムシグサ(仮称)
サトイモ科テンナンショウ属
Arisaema undulatifolium var. yoshinagae (学名はヨシナガマムシグサ)

山地~亜高山の林内や林縁に生える
高さ20~50cmの多年草。
葉はふつう2個つき、葉鞘部は全高の
半分程度、小葉は7~9個。
仏炎苞は葉の展開前に開き、濃紫色
~緑色で白条が入る。
口辺は狭く開出し、舷部は4.5~7cmの
卵形で、先はやや鋭尖頭になる。
今年、観察した個体は仏炎苞が2枚重
なっている奇形として記録した。
後日、「信州の珍しい植物」を捲ってい
ると仏炎苞が2枚重ねのカサネギアシ
ウテンナンショウが載っていた。
奇形のようでもあり、そうでもないよう
にも考えられると記述している。
和名は仏炎苞を花の着る着物に見立
て、重ね着としたと結び、学名(f.bigen
iinatusspatha)もついている
ここではカサネギヨシナガマムシグサ
(仮称)として紹介したい。
この日同行したAさんが、翌日帰らぬ
人となったのはとっても悔しい


   群馬県多野山地 2010.5.18 画像をクリック

トップページへ  前ページへ