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ムカデラン
ラン科ムカデラン属
Sarcanthus scolopendrifolius
関東地方〜九州に分布
日の当たる岩壁・樹幹などに稀に着生する
常緑性の小型ラン。
茎は所々の節から葉と同じ太さの白い気根
を出し、疎らに分岐する。
葉は互生し.葉身は長さ1〜2cmの円柱状で.
中脈に浅い溝があって鈍頭。
6〜8月. 短い花茎の先に直径1cm足らずの
美しい淡紅紫色の花を1個つける。
和名は植物体からムカデを連想したもの。
垂直の岩壁に着生していたが. 高所のため
撮影には一苦労する。
岩場の下を歩くと強風などで. 落下したムカ
デランを見かけることがある。
自生地は樹木が岩全体を覆っており. 陽は
上部で当たっているに過ぎない。
遷移が進むと消滅する可能性がある。
群馬県も1ヶ所のみ自生.何度か観察したが.
花をつけた個体は見つからなかった。
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