チチブリンドウ
群馬県 2003.9.14 画像をクリック 群馬県 2004.9.21 (固い蕾) 群馬県 2003.8.11 (芽生え) 群馬県 2005.7.20 画像をクリック 群馬県 2005.10.8 画像をクリック 群馬県 2005.10.8 画像をクリック 群馬県 2006.9.20 (リンクは800×1200) 群馬県 2006.9.28 画像をクリック (リンクは800×1200) 群馬県 2006.9.28 画像をクリック 群馬県 2007.9.4 (雪景色に映えるガラ) 群馬県 2007.12.28 画像をクリック 長野県 2009.9.6 画像をクリック 群馬県 2010.9.10 画像をクリック |
チチブリンドウ リンドウ科シロウマリンドウ属 Gentianopsis contorta 別名:ヒロハヒゲリンドウ 1952年、清水大典氏 (植物研究家)が、秩父の 十文字峠付近(石灰岩地帯)で発見した。 石灰岩地帯の岩礫地や草地などに稀に生える 高さ5〜30cmの1年草または越年草(多年生)。 茎は直立し、しばしば分枝、葉は対生し、卵状 楕円形で先はまるく、主脈はやや凹む。 9〜10月、枝先に淡紫色の花を数個つける。 「秩父で発見された ヒマラヤ系のリンドウ科植 物について」によると、同定した佐竹義輔氏は 最初、リンドウ属の新種と考え. 学名は発見者 清水大典氏を記念して (Gentiana simizuana) 和名はチチブリンドウを用意していた。 しかし、その後、 東大植物学研究室所蔵の標 本(満州得利寺産)を調べ、ヒロハヒゲリンドウ であることが判明した。 ヒロハヒゲリンドウは 秩父産のものにはピッタ リしないので. チチブリンドウと呼ぶ方が親しみ があると記している. (埼玉県自然科学博物館 研究報告第6号1955) 別名のヒロハヒゲリンドウは葉が広く毛細状の 根茎がヒゲ状であることに由来する。 リンドウ科の権威大場達之先生はチチブリンド ウには多数の菌が入り込んでおりホソバノツル リンドウにも同じ菌が共存する。 チチブリンドウが分布できるのは. 共生菌が存 在するところに限られ.全ての産地でホソバノツ ルリンドウ共存していると記している。 筆者が1997年11月〜1998年8月にかけて行っ た8回の調査結果は下記の通りである。 @初冬期には根まで完全に枯れている。 A枯れた周辺(地上部)に越年草と断定できる ロゼットは全く見当たらなかった。 B芽生えは6月上旬〜7月上旬である! 1998年6月12日 の調査では1個体のみであっ たが.8月5日の調査で50個体に増えていた。 観察結果から1年草の可能性もあるが、実生 からにしては短期間の生育に疑問が残る。 地上部にロゼットが出ない越年草があるのだ ろうか?謎多きリンドウの解明が待たれる。 2012年以降のチチブリンドウは別のページ (種子) 群馬県 2005.11.24 画像をクリック 群馬県 2005.10.8 画像をクリック (リンクは800×1200) 群馬県 2006.9.28 画像をクリック (リンクは800×1200) 群馬県 2006.9.28 画像をクリック 群馬県 2006.9.20 (ガラ) 群馬県 2007.12.28 画像をクリック (2008年初の芽生え確認) 群馬県 2008.7.13 画像をクリック 群馬県 2008.9.10 画像をクリック 長野県 2009.9.6 画像をクリック (ガラ/西日が当たり透けて見えるチチブリンドウ) 群馬県 2009.11.28 画像をクリック 群馬県 2011.9.22 画像をクリック 群馬県 2011.9.22 画像をクリック トップページへ 前ページへ |