トネハナヤスリ
 


栃木県渡良瀬遊水地 2004.5.9
  トネハナヤスリ
ハナヤスリ科ハナヤスリ属
Ophioglossum namegatae

茨城、栃木、千葉、大阪府に分布。
低湿地や河川敷のアシ原、林内などに
生育する夏緑性のシダ植物。
根茎は短く、ほぼ直立し、1〜2個の長
披針形、卵形、楕円形など変異に富ん
だ葉をつける。
野焼き後の渡良瀬遊水地は4月下旬
から次々に湿性植物が出現し、嬉しい
季節を迎える。
中でもトネハナヤスリはいたるところに
群生し、少しも珍しくない。
環境省がレッドリストを発表した時点の
評価は絶滅危惧TA類だったが、レッ
ドデータブックでは絶滅危惧TB類にラ
ンクが修正された。
渡良瀬遊水地の豊富な個体数が、修
正理由と思われる。



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