ワタラセツリフネソウ
新種発表される2年前に撮影 栃木県 2003.9.16 (黄・斑点タイプ) 栃木県 2005.9.22 画像をクリック (黄・無斑タイプ) 栃木県 2005.9.22 画像をクリック (無毛の花序) 栃木県 2005.9.22 画像をクリック 栃木県 2006.9.15 画像をクリック (白・斑点タイプ) 栃木県 2007.9.19 画像をクリック |
ワタラセツリフネソウ ツリフネソウ科ツリフネソウ属 Impatiens ohwadae (種小名は発見者への献名) 2005年9月に発表された新種! 栃木、群馬、埼玉、茨城、千葉県に分布 渡良瀬遊水地の植物に詳しい大和田真澄氏 が気づき、愛知教育大学の渡邊幹雄助教授 と共に植物学会で発表した。 当初、花序に毛がないことなどからトガクシツ リフネと記載していた。 この植物に疑問を抱いた大和田氏は埼玉、 千葉、群馬など関東周辺の自然史博物館の 標本を見て廻ったと聞く。 その結果、埼玉、千葉の博物館に該当する 標本(ツリフネソウと記載)があり、現地調査 して同一種と確認した。 今回の新種発表は愛知教育大の渡邊助教 授と共同研究した成果である。 大和田氏の熱意に深く敬意を表したい。 ツリフネソウ(I.textori)の近縁と考えられる。 ふつう花序に突起毛はないが、毛のある個 体も埼玉県岩槻市で見つかっている。 突起毛の有無は大きな問題ではなく、変異 内と大和田氏は記述している。 小花弁の先はあまり伸び出さず、壊死して やや黒ずんでいる。 この部分が最大の特徴である。 (ツリフネソウの小花弁は長く伸び出す) 種子の色が褐色で表面の模様が網目状とな らないなどの違いもある。 ワタラセツリフネソウは4型の花が見られる。 渡良瀬遊水地で見られるツリフネソウは全て ワタラセツリフネソウである。 今年、栃木県ではシモツケコウホネも新種 発表された。 (下野新聞記事 2005.6.18) (白・斑点タイプ) 栃木県 2005.9.22 画像をクリック (白・無斑タイプ) 栃木県 2005.9.22 画像をクリック (黄・無斑タイプ) 栃木県 2007.9.1 画像をクリック 栃木県 2007.9.19 トップページへ 前ページへ |